「日常に花を 都市に彩りを」をテーマにセッション
池袋の少し先、住所は板橋区南町に位置する「11-1stuio」は、谷端川沿いの小さな町工場が数件並ぶエリアに位置しています。職人街と商店街をつなぐ文化活動拠点として、さまざまな人の交流スペースとなっていて、毎週金&土曜日は、プラスフラワーのハナスクも開催しています。
11-1studioでは、2か月に1度のペースで「ものづくりとまちづくり」をテーマにしたレクチャーシリーズ(レクチャー+交流会)を実施しています。10回目の開催となる9/21、Hanavie代表松野が「日常に花を 都市に彩りを」と題して、スピーカーを務めました。
9/11に文京区白山にHanavieを開業するに至った経緯、これまで続けてきた規格外生花「プラスフラワー」の変遷、紆余曲折を経ながらも常に「気軽に花を手に取ってもらうにはどうしたらいいか」に取り組んできたことを紹介しました。また、”まちづくりと花”は一見すると関係のないようなテーマですが、かつて街中に花を持つ人が増えた体験や花を通じて人との交流が増えた事例などもお伝えしました。studioの代表砂越陽介さんからは、建築家としてスペインに滞在していたとき、古都ジローナで遭遇した街中の至る所に花があふれるお祭りのこと、実際にハナスクの開催を通じてstudioでも花を通じて交流が深まる光景などのお話がありました。
レクチャー後半はice breakを行い、参加者の方々からも花を通じたコミュニケーションの可能性、規格外生産物の課題、海外と比較したときの日本の生花の現状等の話題があがりました。最後は松野からプラスフラワーを使ったドライブーケを皆様にプレゼントいたしました。
谷端川沿いの小さな町工場が数件並ぶエリアにあります。アイロン台を製造する工場だった建物をリノベーションし、文化活動のための新拠点として2020年9月にオープン。徒歩圏には谷端川南緑道、みらい館大明、坂下通り商店街等魅力的な資源があります。それらと連携しながら地域資源を活性化する、11-1 studioはその活動拠点を目指しています。カフェやコワーキングスペースになったり、木工工具や印刷機器などが充実した作業場でもあり、様々なイベントやプロジェクトが生まれる場でもあります。代表の砂越陽介さんは一級建築士であり、建築事務所も併設されています。
東京都板橋区南町11-1
東京メトロ要町駅から徒歩8分/池袋駅から徒歩15分/高松郵便局バス停から徒歩5分